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犬ご飯に付いて!
ドッグフードを辞めて色々な万病が治ったと言う話を良く聞きます。
皮膚病、腫瘍、免疫不全などハッキリした根拠は有りませんが、
ドッグフード(高脂肪、高カロリー、過食)を辞めた事が原因ではないかと思います。
悪いものを与える訳でも特別お金の掛かる話でも無いので、慢性病でお悩みの方は
一度試してみる価値は有ると思います。
手作り犬ご飯
犬のご飯は高タンパク、低脂肪、低繊維質を基本にベスト体重の1.2%を基準に考えます。
体重30kgベストとすると一日の総量はドライで360g
一日2回で与えるとして、一回ドライで180gに成ります。
360gの内訳は
油を取って、良くボイルした肉赤身の肉(タンパク質) 30% 108g
おなかの弱い子や高齢犬の場合 肉(タンパク質の量は25%以下)
タンパク質も多すぎると吸収出来ず、お腹を壊します。
肉を減らした分はご飯を増やします。
ご飯(白米は、炊き上がったご飯じゃなく生米で) 60% 216g
ご飯は、生米での重さ、炊き上げたご飯じゃ有りません。
肉を減らした場合はご飯で補います。
野菜 (ビタミン繊維質として) 4% 14.4g
野菜も絞った乾燥した重さ。青汁粉末、おなかの弱い子、高齢犬なら1%以下
しらす干または煮干 (カルシウムとして) 6% 21.6g
お腹の弱い子は、ミルサーで細かくします。
*お腹の弱い子は消化酵素の代わりに強力ワカモトやビオフェルミンなど
乳酸菌粉末を体重に合わせて与えると良いです。
嗚咽を良くする子には、合わせてキャベジン等の胃腸薬
お腹の弱い子の場合、乳酸菌や胃腸薬は、毎日毎食時体重に合わせて上げます。
作り方は炊き立てのご飯に赤身の肉のミンチ、細かくきざんだ野菜、しらす干(またはきざんだ煮干)を混ぜます。
二等分し、午前と午後の分にします。
一回でいっぺんに上げるより2回に分けて上げた方が消化吸収が良くなります。
お腹の弱い子は野菜(繊維質)を半分(2%以下)に減らし、良く煮込んで硬いものの無いように
消化吸収の良い、お粥状態、人肌温度で2度3度に分けて与える事をお勧めします。
(乳酸菌粉末、ビオフェルミンやワカモトを体重に合わせて上げるとより良いです。)
嗚咽を良くする子には、合わせてキャベジン等の胃腸薬
お腹の弱い子の場合、乳酸菌や胃腸薬は、毎日毎食時体重に合わせて上げます。
肉(タンパク質は多くても30%を超えないように、排便の状態で判断、
場合によっては20%位まで落とす必要おが有ります。)
フードはお粥、お茶づけ状態で上げると噛まずに食べるので食べかすが歯に付き辛く成ります。
食べカスが歯に付着しなければ歯石も付き辛く、歯槽膿漏にも成りにくく
歯を磨いたりしなくても口が臭く成りません。
人間と違って犬達は、色々な物を噛むので硬い物を食べて顎を鍛える必要は有りません。
犬の顎を鍛えたいならロープやタオルの引っ張りっこをする事です。
若干の塩分は吸収率を上げます。
5%程度の煮干やしらす干なら塩抜きをする必要は有りません。
肉は、脂肪分の少ない赤身部分なら牛、豚、羊、馬、魚、鳥何でも構いません。
目に見える脂身や皮、ホルモン、内臓等は取り除いて下さい。
脂肪分が少ない事が大切です。
脂身の多い肉を多く食べると胃丈夫な子でも白い幕を張った便をします。
胃腸の弱い子は一発で下痢、血便に成ります。
お腹の弱い子に生肉、硬い肉、骨は良く有りません。
しっかり火を通して、硬い肉なら柔らかく成るまで煮込んで下さい。
骨も柔らかく成るまで煮込んで少量なら与えて問題有りません。
多すぎると吸収出来ないので下痢の元に成りますのでご注意下さい。
生でも硬い骨は吸収しません。
牛骨や豚骨など大きくて硬い骨は大型犬でも歯が欠けたり、お腹を壊したりまします。
便を見て吸収せずに出ている様なら辞めるべきです。
カルシウムは必要以上に上げても吸収しません。
ちょっとお腹の弱い子なら下痢になるでしょう。
骨を食べて白い便をしているなら吸収されていないということです。
個体差も有りますが、多くても8%を超えては入らないでしょう。
最終的に便の色、硬さ、量、臭いでフードの内容、量を判断します。
※成犬の排便は、一日一回がベストな状態です。便が硬くても2回以上は、良く有りません。
上手く消化吸収されているのかどうかは、翌日の便を見て下さい。
こげ茶色で硬く、上げた分より小さく、余り臭くない便に成る様に。
黄土色、柔らかい、量が有る、臭い便は吸収されていない証拠です。
多すぎれば、勿論便の量は増え、硬さも無くなります。
繊維質が多ければ腹持ちしないので未吸収に成りがちです。
便の量が少なくても、未吸収の場合黄土色で柔らかめに成ります。
同じ犬種、体重、運動量で、固体差は有ります。
環境によって運動量も違うでしょう。
成長期、運動量が有るなら2〜3%増やすのもタンパク質、カルシウムの量を上げるのも良いでしょう。
逆にダイエット中なら1〜2%減らすのも良いでしょう。
全て便の状態で判断します。
ドッグフードが多い、過食の場合=うんちの初めは硬く後半緩い軟便、一日3度以上の排便 。
野菜、豆(納豆やおから、豆腐)、芋類(繊維質)が多い場合=うんちがどさどさ出ます。
脂身、鳥皮、豚皮など脂肪、ゼラチン質の多い場合=白い膜をかぶったうんちをします。
良いうんちとは。
良く詰った硬い、こげ茶色のツヤの無い小さめのパサ付いた感じのウンチです。
脂質の多いフードは消化出来ていてもテカテカです。
大きなウンチは過食か繊維質の多いフードの筈ですから長い目で見ると良く有りません。
※成犬の排便は、一日一回がベストな状態です。便が硬くても2回以上は、良く有りません。
犬はもともと肉食動物です。
若干の野菜は必要ですが雑食の人や草食動物では有りませんから
比較的に腸が短いので過ぎては行けません。
繊維質の多い野菜や果物は殆ど吸収しないと思って下さい。
人間と違って腸の短い犬達に野菜は腹持ちしないので基本的には必要有りません。
貴方がベジタリアンでも基本肉食の犬達に野菜中心の食事は無理が有ります。
腸の長い人間に野菜イモ類は良いでしょうが、腸の短い犬達には余り良く有りません。
野菜イモ類を与えないようにとは言いませんが程々に。
ベジタリアンフードを上げて、便の量が増えるのは消化吸収されていない証です。
ほんのちょっとで十分です。
犬、猫はなめて毛づくろいをします。なめたり噛んだり、口を使って愛情表現、物の確認等、色々します。
殆どの事を口でするので、埃や毛を飲み込んでしまいます。
毛玉、埃、異物を吐き出したり便と一緒に出すのに繊維質は有効です。
全く無しより少しは必要ですが2〜4%で十分です。
野菜から得られるビタミンもそれぐらいで十分です。
GDはドッグ用品作製を生業にしています。獣医でも何でも有りません。只の愛犬家です。
*上記はG Dの考え方です。意見を戦わせようとは思いません。
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使用に際しての責任は負いませんのでご了承願います。
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